平成16年10月20日
彩の国 ふれあいの森 秩父の奥には
未だ知られていないいいところが!!


『彩の国 ふれあいの森』について

秩父から車で1時間20分ほど走ったところ、大滝村の大滝村役場をすぎたところに森林科学館(県営)、と宿泊施設こまどり荘(村営)がある。それを中心に県有林がある(約3009ha)。昭和5年本多静六博士、秩父セメントの諸井三佐保氏から寄付を受けた県有林。人工林が829ha、原生林が2121haある。秩父農林振興センターの小室所長さんほか職員の方々にご案内いただいて、県有林のうち原生の森と名づけられた地区を車でいけるところまで訪ねた。
*本多静六博士 菖蒲町生まれ、日本初の林学博士、日比谷公園などの公園設計を手がけた

原生の森ここから登山道

熊が出て人工物を嫌うらしく、引っかいていく


知ったこと
○埼玉県の1/3が森林でその又1/3が大滝村。大滝村の面積は埼玉県の1/10
○森林は奥のおくまで人の手が入っていて植林されており、原生林は珍しいこと。道のないところも人が入っている。昔の人のすごさを感じた。
○秩父の森林はほとんど炭として利用された。家の材木ではない。 (家の材木は飯能の西川材など一部)
○昭和30年代ころは石油が普及していず、この辺もお金持ちがいっぱいだったそうだ。
○備長炭というが、今は中国から輸入だとか。それがストップしてどうなることかと話題になった。備長炭は白炭(しろずみ)と呼ばれ、真っ赤に燃えているところで窯から外に出し、灰をかぶせて燻すことで作られるとか。一方、普通の炭は黒炭(くろすみ)と呼ばれ、窯の中で燻されて作られるのだそうだ。見た目だけでなく叩くと音が違うらしい。
○伐採した木は谷川に堰(せき)を作り、貯めた水を一気に流すことで一緒に流した。木がつっかえる所には人が待ち受け、下に流した。今その復元がされており、現大滝村長の山中氏が復活に乗り気とか。
○原生林の谷川には岩や石の表面にコケが生えていた。これは大雨でも水がどっと流れず土に浸透保水されている証拠になる。保水機能のない森は谷川の石や岩を見れば一目瞭然らしい。
○よく「保水機能も針葉樹はだめ。広葉樹がよい。」といわれるがそんなことはない。むしろ、人口の針葉樹(杉、ひのき)のほうが、葉が腐りにくく何年か腐らず堆積し、しかも形がお互い引っかかる形で地表を流されないので、厚く堆積し保水機能は上である。
○『原生の森』を訪れる人も多く、特に紅葉時期は車で埋まるらしい。
○『鉱山の森』と呼ばれる区域には昔石灰鉱山があり、学校もあった。今は廃墟になっているらしい。
○大滝村から滝沢ダムを通ってさらに奥へ行くと、中津川林道から三国峠を経て群馬県川上村へ出る。ここは高原キャベツの大産地でキャベツ御殿もたくさんあるらしい。また、国道140号をそのまま行けば雁坂トンネルを経て山梨県甲府にも出られる。
昔、教員なりたてのころ、秩父か青梅かの先の林道を行き、相模湖の辺に出たことがあった。あのときの林道もすごかったが、それを思い出した。
○大滝村にも温泉が出る。大滝温泉は第3セクターによる運営、お湯は塩気がして濃い感じ。肌さわりは滑らかで入ってすぐすべすべする。600円で3時間。温度も熱いくらいで非常に温まる。村長いわく、草津に負けない関東有数の成分が濃い温泉だとか。近頃は温泉掘削により各地に温泉が出ているが、新座温泉、所沢の湯の森(松郷)トモに、コーヒー色のお湯だ。又、栗橋でも掘削したらしいがやはりコーヒー色だとか。ここの大滝の湯は無色だ。塩の濃い味がしてそれがいかにも効きそうである。
大滝温泉、夜8時まで営業
その後、小菅県議会議員のおうちに泊めていただいた。ご家族のおもてなしにただただ感謝、心温まる一日だった。

さて、小鹿野町は秩父市の隣、お宅はその市街にある。小鹿野町は平家の落人や北条の落人、それに農民によって出来たとか。秩父から車で20分くらい。小菅さんのおうちは韃靼(ダッタン)そばで有名で、中国奥地揚子江最上流の少数民族イ族のすむところで知られる雲南省のほうから輸入し、それを打っておそばにしている。体にいいとかで遠方より聞きつけて食べに来る人も多い。雑誌にも取り上げられている。そのほか、豆腐で出来たおそばも食べられる。お昼しか営業していない。又、急きょ休むこともあるので確認が必要かも。

自分は秩父にはしょっちゅう来ていたが、その奥にこんな道、観光としてもこんな穴場、そして人々の生活の場があるとは知らなかった。
埼玉県の県西部のことくらいは知っていたつもりだったが、甘かった。自分は埼玉県のことはまだまだ何も知らないことがわかった。
所長よりお話を伺う

最初にもどる