平成18年8月22日(火)〜24日(木)
□1 大阪マザーズハローワーク視察
□2 オムロン太陽株式会社視察
□3 京都市子育て支援センター視察
大阪マザーズハローワーク
さて、大阪府はそれ以前平成3年から女性に特化したハローワークを大阪なんばに設置していたが、
厚生労働省がこの4月から全国12箇所に再チャレンジ支援と銘打ってマザーズハローワークを設置
したのに伴い、ここもマザーズハローワークと名前を変えて再オープンした。
因みに東京にも東京マザーズハローワークがあるようだ。
・女性に特化しても月に300人くらい就職が決まる。
・新規就職者の2割が子育て中の母親。
・その半分は0〜3歳の子を持つ母。
・社会状況を反映して正規職員の募集は半分くらい。
・乳母車で動けるようにスペースを十分とり、公共求人コーナーとか正規職員求人コーナーとか
時給1000円以上コーナーとか45歳以上求人コーナーとか保育施設を持つ企業コーナーと
か本日入荷求人コーナーとかいろいろ工夫された掲示方法だった。
ここで感じたのは、やはりコンピュータで自己検索させるより、本屋のようにきれいにコーナー分別
され、探す人が立って選べる(しかも、気になる求人の紙はもって帰れる)方が人間的で健全な感じが
するということだ。きれいな本屋さんに来たような雰囲気だった。それを指摘すると所長さんも「そう
でしょう。職員も府内各地の情報を集め、それを選別して掲示していくのに苦労をしているんです。」
と答えられていた。
・所内に行くと2,30人の女性が探していた。8割は20歳代か。子連れの人も2組いた。
・職員数は13人。
埼玉には若者に特化した「ヤングキャリアサポートセンター」があるが、ここも特化して効果を挙げ
ているのだろうと想像した。なお、本当は、各ハローワークに女性コーナーができれば、もっとよいの
だろう。それも充実したもので。

オムロン京都太陽株式会社 京都太陽の家 太陽の家

我々はオムロン京都太陽株式会社を訪れた。
・no one is so disabled as to be unable to work at all. no charity ,but a chance!
「世に心身障がい者はあっても、仕事に障害はあり得ない。保護より機会を!」
・「自立と自律」の理念で昭和40(1965)年開所、大分は別府を拠点に1984年愛知太陽の家、
1986年京都太陽の家開所。
住む、働く、憩うをそこで行っている。
オムロンと共同出資しオムロン京都太陽(株)を設立、社会福祉法人太陽の家は授産施設と福祉工場を
持つ。オムロン(株)がオムロン京都太陽(株)に発注、それを太陽の家が受託する形で経営する。福祉
工場では光電センサー等授産場ではその付属品やコードを製作する。
・ここ京都太陽の家などには157人が働くが、そのうち121人が障害者、さらにその83人が重度障
害を持つ。
・身体障害者の働く場なので車いすの人、うまく手が動かない人などのため、生産機械もそれように工夫
されている。大企業は一定割合障害者を雇用するよういわれているが、障害者をまとめて集め働いても
らった方が機会の工夫などスケールメリットが出るように思った。工場の面積は1,5倍必要らしい。
健常者の働きより、福祉工場で7割、授産場はそのずっとしたになるらしいが、視察してみた限りすご
く早く正確な生産だと思った。福祉工場の方の給与は平均20万前後/月。授産場は3万円くらいという。
オムロン京都太陽は年間1000万ほど黒字だというが、やはり障害者雇用にはパートナーとなる強い
精神が企業に求められると伺った。夫婦寮、独身寮を持ち、授産場に通う100%、福祉工場の40%
がそこから通う。
・創始者の思いと力はすごい。
【感想】やはりこういうことを公共も企業も推進していかなければならない。そのための投資はある程度
覚悟すべきだ。埼玉でもそういう協力企業が出ないものか?イヤ、募れば出るのではないか?
財団法人 京都SKYセンター
埼玉県では財団法人いきいき埼玉 の中の、高齢者部門、高齢者生きがい支援センターに相当する。
全国に長寿社会づくり推進機構というのがあってセンターが作られたが、今は統合されて全国に26,7箇所
になってきた。平成14年には予算が一般財源化され予算も縮小、人を2/3にせねばならなかった。
1億円は人件費にその他の全事業費も1億円ほど。その半分は会費として年間4000円/人会員は京都府内
に4200人、そして企業などから会費や協賛金(5〜10万円)をもらい利用料収入などもとっている。職員
は正規職員13人(うち6人がプロパー、ほかに県派遣、2人は企業から派遣)高齢者7人が働く。
1、 会員制老人クラブ 2、SKY大学 3、団塊の世代フォーラム 4、現役のうちから生きがい作
りなどが主な事業。そのうち京都ならではのものが、観光ガイド。現在115人が登録し、優勝ボランティ
アとして活躍している。一日5時間くらいの勤務になり、体力精神力ともに大変な仕事と思うが、募集
すると3倍くらいの倍率になるという。定年制を設け75歳定年にして、その後は指導に回って活躍しても
らうことにした。

京都市子育て支援総合センター 「こどもみらい館」
平成11年12月開設

教育と福祉、保険、医療の連合で作る(職員も福祉と教育などを併任)
・きっかけは幼稚園と保育園の統合(5園が)問題
・合わせて幼稚園関係者からそういう施設をほしいと要請が出ていた
運営は市民共同
1、 相談活動
(電話、対面、健康相談)
2、 情報発信
(子育てパワーアップ講座、セミナー、井戸端、乳幼児子育て教室、)
3、 ボランティアの養成、サークルを支援
(電話相談51人、子育て支援245人、絵本ふれあい170人、地域子育て100人が登録、活動)
※ボランティアは6年やったらOBになる
4、 研修
(幼保の先生、月1回くらい開講)
5、研究
(乳幼児期の研究がすごい)
主な運営
(財)生涯学習振興財団に委託
市職員13人(課長以上)+(財)17人+嘱託14,5人=55人体制、そして多くのボランティア
さんが大活躍している
人件費1億+事業費・光熱費8000万円で運営
【感想】こういうのも地域に一つあったほうがよいものだが、京都市に1つ、京都府内にもう1つである
だけである。研究が高度なのと、ボランティアを活用している点が特徴だと思った。それと、職員の併任
制をとること、今までの子育て関連費にプラスして子ども未来館費用は計上されている点京都市の努力で
あろう。
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