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今日、市民オンブズマンから手紙が来た。 「政務調査費について」のアンケートで、 全国県議会議員、政令指定都市、中核市の議員が対象のアンケートらしい。 議員各位の率直なご意見をお聞かせ下さい、と書いてありながら、 「a,b,cのどれかに○をつけてくれ。」という簡単な聴き方だった。 そして最後に、「この結果(名前も)は公開します。」 ともつけてあった。 自分は公明正大にやっているつもりだ。 昨今の 「公開しろ、お前どうせ悪いことしてんだろう。」 という風潮がいやでいやで堪らない。 悔しいから、はっきり答えて即日郵送した。 ○だけでなく各設問に対する理由も書いて、送付した。 そして、 「オンブズマンが大切な質問だと思うのと同じように、答える議員も真摯に 答えようと思えば、abcどれかに○では済まされないものだ。だから意見 もきちんと載せて公開してくれ。理由や意見を掲載しないなら、誤解もされ ようし、公開はお断りします。」と付け加えて郵送した。 「この質問に答えなければ、それも公開します。」 とはいやなやり方だ。 選挙近くになると、こういう公開質問状が何通も郵送されてくる。 それも、「求める答え」がはっきりわかる市民団体からの質問状が多い。 こう答えれば点数が稼げる、この人たちはこういう答えを求めている、 というのがわかってしまう質問に答えるのは、なんかすっきりしない。 さらに選挙間近の忙しいときに、 それが選挙の判断材料だから、という理由で送られてくる。 しかも、その数がやたら多い。 普段から議員の活動を見ていれば推測できるのに。 議会活動の中でそういう運動を要請してみれば、十分判断できるのにと思う。 さて、 公開質問状、といえば、平成16年3月にとどいた公開質問を思い出す。 自民党の選挙違反によって補欠選挙が4月に行われる。その直前であった。 自民党、保守系関係者はみな打ちひしがれて、選挙どころではなかった。 また、自民党の不祥事だったのだし、市内保守系の議員やその人たちを応援 してきた人々が無念の思いで苦しんでいるのに、 なにが選挙だ!? けろっとした顔で、今度は誰々さんをよろしく、なんて誰がいえるか!? という思いだった。 「蟄居して」いなければいけないと思っていた。 しかし、大自民党は地域の気持ちなんて考慮しない。 本部からの要請で、「新しい候補者を探し、選挙をし、勝つ!」ということ だった。 そして、 「このままでは選挙は出来ない、せめて支部長だけでも誰かになってもらい たい。」ということになり自分が急遽支部長になったその矢先のことだった。 「あなたは支部長である。自民党の不祥事の責任者である。あなたは罪をどう 贖(あがな)うつもりなのか?」 等々の項目が細かく質問されていた。 はじめのうちは一つ一つ質問に答えていた。 しかしそのうち、 「こんな用紙では書ききれない、書くだけでは伝わらない」 さまざまな思いがある事に気づいた。 さらに、上から見下すように、「お前らは悪だ、罪を贖え」の臭いがぷんぷん する質問の仕方に、悔しくなってきた。 何も実情を知らないくせに、新聞だけですべてわかったつもりになって、 忸怩(じくじ)たる思いで苦しんでいる人々を断罪しようというのか?! 見れば、質問者は連名で4人ほど、苗字だけ記載されていた。連絡先も住所も 書かれていない。つまり、「公開」されていない。 それでいて、 「この質問状の答えを公開します。」 と書いてあった。 見れば4人の人々のうち珍しい名前の方がいて、その人はきっと私が市議時代 よくお話させていただいていた方だった。 さらにそうやって考えれば、もう一人の人も私の身近に存在した元市議に違い なかった。 私は無性に悔しくなって、 その思いをアンケート用紙にびっしり書きなぐって送付した… 「あなたは○○さんじゃありませんか?あなたも△△さんですよね。よく知って いる間柄じゃありませんか?なのに、見下すような質問状を、木で鼻をくくった ような聴き方で、杓子定規に送りつけて、自分の名前も明らかにしない。そんな の失礼ではありませんか? そしてあまりにも悲しすぎる。今回の出来事は新聞 に書かれたり、テレビで言われているような、ものとは違うんだ。杓子定規な質 問にちょこっと答えるだけではすまない、さまざまな思いがあるのだ。私はそれ を話すから、時間は作るから、知りたいなら是非面と向かって聴いてほしい。 選挙直前、それが公開されたのか、私は確かめなかった。 そして、「同じ人間同士として、きちんと会って話します。思いのたけを全て語 ります。聴いてください。」というこちらの叫びにも、遂に返事はなかった。 かなしかった。 公開質問状にはそんな思い出が、今もある。 |