[もの申すメニュー]


平成18年12月31日 第17号
歳末特別警戒に思う


 12月28日から30日までは、歳末特別警戒で消防団の皆さんが地域の火の
安全を守るべく、夜7時ころから10時過ぎまで消防車に乗って警戒をしてくれ
ている。

 今日28日は、その出発に当たり、「ご苦労様。よろしく頼みます。」と市長
助役が挨拶に回って来る日であった。

 写真は第一分団を訪れた市長と迎える分団員。消防団員は皆、生業を他に持つ
ボランティアの人たちである。しかし、そういう人たちをまだ知らないのだろう
か、それとも自分本位でしか考えられないのだろうか、一昨年の歳末警戒の最中
にこういう暴言を放った市民がいたという。

「うるせぇ。鐘鳴らすな。」

 そこで昨年から9時以降一切音をさせないことと命令が出た。火の用心を自治
会でやっているところもあろう。あれなんかも寒い中ありがたいと思うし、なん
か年の瀬だナァ、なんて僕は感じるのだが、もし、あれも何にも言わず拍子木も
打たず、静かに歩いているだけだったら何の価値があろうか?火の用心は、食卓
に聞こえてなんぼなんである。

そういう暴言を吐ける人は悲しい人だ。決して幸せな人ではない。

 しかし、そういう苦情が来るとすぐに反応してしまって、9時以降は鐘も火の
用心の呼びかけもいたしません。」と返してしまう本部の決定も悲しいもので、
各分団員のやる気ハ少なからずそこでそがれたに違いない。昨今の日本の組織の
典型的な対応を象徴しているようで、「俺たちは何やっているのかなあ。」とつ
ぶやいた団員の言葉が今も耳に残っている。

 人間本当に平等ならば、言うべきは言う、話せばわかってくれる、わかってく
れなくとも誠心誠意お願いするでいくことが、これからの日本を内部から活性化
する道のひとつではないかと思った。


[文頭にもどる]
masato@gutsfujimoto.com
ご意見はこちらから