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平成18年8月14日 第13号
歩きたばこ禁止条例にもの申す

【条例の内容について】
○歩きながらの喫煙は全面禁止、ただし携行吸い殻入れで立ち止まって喫煙は可
7月1日から施行の『所沢市歩きたばこ等の防止に関する条例』は受動喫煙を防ぐための条例です。
「何人も、歩きたばこ等をしないよう努めなければならない。(以下略)」(第5条)
「何人も、みだりにたばこの吸殻を捨ててはならない。」(第7条)
と条文にあるように、公共の場所(道路、公園、広場など一般に開放された場所)で歩いたり自転車に乗ってたばこを吸うこと、ポイ捨てをすることを禁止し、ぜひ努力しましょう、という努力条例です。 罰則はありません。 また、何でもかんでも公共の場の喫煙はだめ、というのではなく、携行用吸い殻入れを使用して立ち止まって吸うのならかまわない(第5条の(2))とも規定しています。

○喫煙全面禁止地区を設定、ただし、灰皿をおいて喫煙許可場所も設定?
第6条には、「市長はこの条例の目的を達成するため路上喫煙禁止地区を指定することができる。」とあり、その禁止地区では、立ち止まって吸おうが携行用吸い殻入れを使おうがだめ、と定められました。 全面禁止地区は多くの駅周辺(所沢〜西所沢駅までと、新所沢、小手指、下山口、航空公園、狭山ヶ丘各駅周辺)と北野さくら通りが、今のところ決定しています。 ただし、全面禁止地区でも例外を設け、灰皿を設置して喫煙場所を設ければそこでは吸っても良い、としたようです。それは、商店会や自治会から要請があり、市が認めた場合に許可されます。

○条例の目的は 喫煙マナーの向上 と 安全で清潔な生活環境確保 (第1条)
目的はマナーの向上と安全なんであります。だから、強制の度合いも「努力しましょう」というにとどめ、それに違反した場合も「市長は、(中略)従わないものに対し是正するよう勧告することができる。」(第8条の2)と罰則や罰金はもうけていません。そういう点で罰則等のある千代田区の条例とは違うものです。

【条例について私が思うこと・・・物申す!!】
まず、県議会議員の立場なのに市の条例を云々することの失礼をお許しください。 
その上で考えを申し上げますと・・・
まず、そもそも歩きタバコ自体がそんなに禁止するほど、悪なのではないと思うのです。悪いのは場面をわきまえず人をやけどさせてしまうような吸い方をした場合と。吸殻をポイ捨てする行為でしょう。歩きタバコそのものを取り締まる条例はその点で間口を広げすぎで、適当でないと思います。その上で、さらに申し上げれば、これはマナーやモラルの問題だから、安易にルール、規則化してしまわない方がよいのではないでしょうか。というのも、ルールや規則にしたなら必ず徹底しなければいけないのに、この場合実効性が限りなく少ないからです。条例化は重いものです。一度条例化したならそれを守らせなければ法律・条例の威厳も秩序も崩れます。しかし、この場合はたとえ罰則を設けても、監視する人、注意する人、罰金をとる人がいないのです。そうならば、条例化などしないで、それとなくよけるとか、注意するとか、また、マナーに訴えて感じ取ってもらうとか、人と人との関わり合いに期待を寄せて、マナーやモラルの問題にとどめておいた方がよいのではないか、と私は思うのです。

また、こうも考えます。市民の立場になってみたら、 条例化は、もう自分たちで処理できないよ、と他の力、権力に任せてしまうことになるのではないか。自ら自己解決力を否定するというか、負けを認めたことになりはしないかと思うからです。 
また感情面で言うならば、嫌煙権も大手を振りすぎていて、たばこを吸わない私でさえ、なんか愛煙家がかわいそうな気もするからです。 そして、このところ公が健康を気づかう善意の顔で、安易に個人の分野にまで口を出しすぎな気がしてならないからであります。  しかし・・・・

この条例は、それを求める多くの市民の声によって実現されたと聞きます。また、こういういきさつもありました。 新所沢長生クラブでは電車を降りたあとタバコを吸う人のために、交差点に(今でも)灰皿をおいて、それを清掃管理していました。善意のボランティアです。しかし、取り付けた灰皿(空き缶)にタバコ以外のゴミを捨てる人も多く、長生クラブのメンバーも自らの活動に疑問を感じるようになってしまった。そこで、「もうこれ以上は無理だ。この上は条例を作ってほしい。」と市に対し要請をした、という事実です。 条例化しないで住民同士の自己解決で・・・と思うのですが、実践があって、その上の条例化だと知らされると・・・、条例化もやむなしなのか・・・とも、心揺れるのです。 

願わくは・・・「人と人との絆(きづな)」がもっとあればいいなあ、みんなが少しずつおせっかいな、というか、ちょっと窮屈なときもあるかもしれないけどあったかい関係の世の中になればいいなあ、と思います。人と人が関わろうとせず、安易に外部の機関に任せたり委託して解決を図ろうとするのではなく、関わりを恐れず、おっくうがらず、人と人との関わりの中で内部解決させていく「絆の力、人間力」のようなものに期待し、そういう社会になるよう議員として努力したいと思っています。

※なお、今のところ灰皿を置いて除外場所を作るかどうか、どこにするかなどは決まっていません。


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