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2.県政の目を県西に −市民の多くがそう思っている− 質問:「県は荒川からこちらには目もくれない。あっちばっかし開発し、金もつぎ込んでいる!」私が選挙に出 ると表明して以降、会う人会う人みんなから言われた言葉である。所沢市民はそう感じているのだ。それ についてどう認識しているか? 答弁:土屋知事 最後に藤本議員に申し上げます。藤本議員から、県はどうも西部地域にですね、眼を向けていないのでは ないかという大変手厳しいお叱りを受けました。西部地域の議員さん方から、しばしば厳しくですね、この 問題についてご指摘いただいております、率直に言って。 この後よくお聞き取りいただきたいんですが、わが埼玉県が非常に立ち遅れた原因はいろいろございます が、私はまずもって道路網の整備が非常に遅れておったということでして、縦貫道はあったんですが、横断 道路がなかったと、こういうことですね。もう1つはですね、本県には残念なことに中心になる都市がなか ったんですよ。これもですね、非常に発展が遅れた理由のひとつでございます。幸い私が参議院議長の時で すね、盟友竹下さんが、亡くなって、おりませんが、竹下さんが内閣総理大臣、小渕さんが内閣官房長官の 時、竹下内閣はですねえ、東京への一極集中を是正しようと、それにはまずもって国の出先機関をですね、 地方へ移そうと、こういうことになりましてですねえ、これに対しまして千葉県、神奈川県あるいは東京都 は東京都で、大手町がだめならば北多摩でもどこでも土地を提供しますよと、だから東京から外へ持ってい ただかないようにお願いしたいと、埼玉県、群馬県と誘致合戦が展開されたんですね。幸いなことに最終的 に、竹下内閣は大宮の操車場跡地48ヘクタールですね、コンパクトにまとまっておるし、東北新幹線など 5路線停まりますし、交通の便が良いからということで最終的に竹下内閣はですね、さいたま新都心にです ね、国の出先機関を移すことになりましてですね、おかげさまで明治以来初めてですね、平成12年にです ね、10省庁18機関が移ってまいりましてですね、名実ともに関東の都、関東の中心になる「さいたま新 都心」がですね、誕生したようなわけでございます。 そこで私は、知事になりまして、ヘリコプターで埼玉県下飛んでみたんですよ。それでまずもって目に映 ったのは、ゴルフ場が多いことですね。これには驚きましたね。多いのはいいんですよ。決してゴルフをや っちゃいけないという、おおいにやってもらって結構なんですが。工事のやりっぱなしなんですよ、工事の やりっぱなし。これを見て緑を荒らされて、ウサギの皮を剥かれたような感じを受けたんですよ。そこで私 はまずもって新規のゴルフ場の開発を認めないということをですね、宣言をいたしました。そして特にこの 県北と、県南の地域格差ですよ。県北に住んでいるからといってですねえ、特別に税金を安くしてもらって いるわけじゃないですね。これをなんとかしなくちゃいかんと思って、私は当時国土庁へ飛んで行って、な んとかしてもらいたいということですね、お陰様で拠点都市に指定してもらったり、それからJRの松田、 当時の社長、会長に協力を要請してですねえ、なんとか新幹線を停めるようにしてもらいたいと、いうこと でお願いして、土屋さんが教育に力を入れてくれれば、全力、JRも協力しますよということで、教育に対 する私の情熱とか政策とか行動、言動よく見ておられまして、よく理解できたと、それじゃJRを挙げてで すねぇ、協力するということで、いよいよ来年にはですねえ、新幹線がそこに停まることになりました。 それからですねえ早稲田大学にもお願いしてですね、情報通信系の大学院を持ってくることましては、世 界に向けての情報の発信基地にしようとですね。それから表玄関というべき川口を中心とした地域につきま しては、かつて川口といえばですねえ、ちょっと聞いてください。鋳物産業で栄えたところなんですよ。し かし時代の移り変わりで衰退してしまいました。これを何とか活性化しなくちゃならんと、こういうことで ですねえ、それで幸いですねNHKの放送所の跡地があったから、これを活用しようと思ってですね、それ でNHKの会長のところにお願いに行っていい話があるようというのでNHKがですねえ戦前戦後の貴重な 財産、フィルムをですね、抱えておるから、方々に分散しているものを一ヶ所にまとめましょうと、アーカ イブスセンターですね、それで2月1日にですねえ、アーカイブセンターがオープンいたしましたし本県は 99.2%は中小企業ですねえ、中小企業支援するためのですねえ、産業技術センターもですねえ、誕生い たしましたし、それで早稲田大学が映像関係のですねえ、専門学校もですねえ設立をしていただきました。 それから消費者トラブルも多いでしょう。生活科学センターそういうものもつくりまして、すでにもう20 万人以上の人がですね、おいでいただいていると、こういうことで、これはですねえ、世界に向けての映像 の発信基地にしようと、こういうことですね。 ですから私はさいたま新都心を中心にしてですねえ、秩父地域も含めて埼玉県下5ブロックに分けてです ねえ、「食、働く場所。住、住まい。遊、楽しく遊べるような場所。学」、「職、住、遊、学」の高度複合 都市圏を作っていこうと、これが愛する「ふるさと埼玉」の私の未来像でございます。確かに西部地域につ きましては、ご不満もあろうかと思いますが、これから決意を新たにいたしまして、私自らが先頭に立って 全力でですねえ、お手伝いをさせていただく、このことを約束させていただきます。 ※ 藤本コメント… この件については土屋知事に伺ったわけではありませんでしたが、知事も気にしてくださり、こういう発言になりま した。思いのほか長い答弁となり、私としては緊張し且つ光栄に感じました。発言には今までの土屋県政の足跡と、思 いが込められていました。やっとそちらは目処がついてきたから、これからは西部地域だよ、だからこれから全力を挙 げて西部に対しやっていくから、という言葉をいただいたわけですが、その15日後に辞職されるということになって しまいました。残念であります。 答弁:中村総合政策部長 ここ数年、西部地域への投資は増えてきている。西部としていえば業務核都市として「地域振興ふれあい 拠点施設」「むさしの研究の郷」づくりを。(川越、鶴ケ島方面)また、所沢でいえば、所沢航空記念公園 の野球場、狭山丘陵や三富の保全、基地内横断道路の調査など予算をつけてきた。これから地元市町村の求 めに応じ、積極的な支援をしていきたい。 質問: 清瀬小児病院が平成19年度になくなってしまう。そのかわりの施設を作れないか?また作れないなら 今ある公立病院などを充実させるべく、援助できないものか。 答弁:伊能保健福祉部長 気持ちはわかる。だが、新しく病院建設するには金がかかりすぎる。今ある、地域の中核的な医療機関 での小児医療体制の整備を図り、かつ、交替で休日・夜間の救急体制を充実させられるようしていく。 ※藤本正人コメント… 話は関連しますが、所沢市民医療センターでは日曜日の夜間診療も実施に踏み切るようです。また、もう一人小児科 の先生を増やして体制強化するようでもあります。 3.競輪事業の展望について 質問: 県内2ヶ所のケイリンでも、ここ数年の売り上げが低迷し、地方財政を潤すどころか、逆に一般会計か ら繰り出して赤字補填する自治体まで出てきている。レジャーも多様化した今、経営として競輪を考えれ ば、その未来は暗い。 最後の手段は、経営そのものを丸ごと民間に委託することしかない、と思う。 まず、県が他の自治体に呼びかけてリーダーシップをとり、その検討を始めるべきと思うが、どうか? 答弁:今井総務部長 埼玉県と競輪事業に参加している7市で協議の場を設け、民間委託するにあたり解決すべき課題、委託 内容、その時期などについて検討していく。 4.航空公園の有効活用について 質問: 県立所沢航空記念公園は所沢市民にとってすばらしい財産である。が、公園利用についても、さまざま なニーズが出てきている。一方的に禁止するのでなく、うまく利用者同士で話し合い、共生し、満足でき るようにしたいものだ。そこで伺う。ドッグランを設置しないか。 答弁:森口県土整備部長(以下同じ) 試行に向けて検討してみます。 質問: ロングボード愛好者を締め出すのでなく、他の利用者と共生できるように工夫を! 答弁: 安全確保の確証が得られた段階で、対応してまいります。(愛好者に聞き取りをする予定) 質問: テニスコートの夜間利用が出来るように照明灯の設置は出来ないか? あわせて、運動施設はより身近 な自治体である所沢市に運営を任せてはどうか? 答弁: 照明灯設置については検討してみる。運営などを任せることについては所沢市はじめ関係機関と話し合 い、検討してみる。 5.くぬぎ山の自然再生と三富地区の農業振興について 質問: 「江戸時代から300年続いた三富地区の循環型農業。その文化的価値は大切だ。循環型農業を守るた めに落ち葉はきの場所であるくぬぎ山を守ろう!」と意味づけをして、国も県も市町村も学者もNPOも くぬぎ山の再生、保全に取り組んでくれている。しかし、当の地権者である農家の気持ちが置き去りにさ れていないか? 落ち葉を掃いて堆肥にする循環型農業を完全にやっている人は今やいない。(手間のかかる落ち葉はき に比べ化学肥料を買うほうが安価、いや、有機肥料だって買うほうが安い) また、農業だって続けられない状況もあるのだ。つまり、農家にとってくぬぎ山は、落ち葉を利用する ためというよりむしろ、(土地を売ってまたは貸して)生活を支え、豊かにするため、または相続のとき に家屋敷を守るため、の唯一の資産だったのだだから、人の資産を扱うのだから慎重かつ相当に力を入れ なければならないと思うのだが…。そこで伺う。 相続が起きた際にも、正しい評価で物納するのを国が受けてくれる保証があれば、くぬぎ山の山林も持 ち続けられる。財務省にかけあってほしい。どうか。 答弁:福田環境防災部長(以下同じ) くぬぎ山を将来にわたって保全していくには、地権者の農家が山林として持ち続けられる環境づくりが 重要でありますので、国税当局には、地権者の意向を含め、説明し、理解を求めて参ります。 質問: 緑地保全地区などに指定されるなら、土地利用に制限がされる分、公有地化してほしいが、どうか。ま た、公有地化の財源が足りないが、環境税など確保策を構ずべきと思うが、見解をうかがう。 答弁: 緑地保全制度は指定されると伐採や開発が禁止される。その代償として公有地化もある。なので地元の 皆さんには意向調査を行ったうえで、さらに説明会もしていく。そのように(合意形成して)指定を進め ていく。なお、その際の公有地化については多くのお金が必要となるので既設の基金の活用を含め、どう 財源確保するか検討していく。 質問: 三富の循環型農業をどう定義するか?また、「そっちのほうが生きていける」と農家が踏み切れるほど に、農産物のブランド化から、流通、販売先確保まで県が全面的に参画していかねばならないと思う。そ のつもりはあるのか? 答弁:井上農林部長 昔から三富では落ち葉堆肥にくわえ、家畜糞尿や麦わらなどによる堆肥作りが行われてきた。このよう に、地域にある落ち葉等を始め、有機質資源を農地に還元する生産方法が循環型農業の基本。 三富地区は、さといも、サツマイモ、かぶ、ホウレンソウなど、市場評価の高い農産物を作っている。 また化学肥料や農薬を半減した野菜の作付けは県全体の37%をも占める。さらに専業農家率も43%。 その半分以上に若い後継者もいる優秀な農業地域である。昨年8月には5市町、県、農家などで「三富地 域農業振興協議会」をつくり、さらに川越農林振興センター内に三富農業を支援するプロジェクトチーム を立ち上げた。落ち葉等を活用した土作りや、安全・安心な独自ブランドの創出、そして販売戦略などの 取り組みに積極的に支援していく。 [文頭に戻る] |