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教育情報記事
教育委員会傍聴記 平成18年4月13日 平成22年6月10日

【今回のテーマ】
1.議決事項
  県地方産業教育審議会委員の委嘱と任命について(非公開)
2.協議事項
  6月県議会に上程する議案について(非公開)
3.報告事項
  ア 平成22年度埼玉県教科用図書選定審議会の第2次答申について
  イ 埼玉県公立高校入学選抜について


平成22年度埼玉県教科用図書選定審議会の第2次答申について
[概要]
県の教科用図書(以下教科書と呼ぶ)選定審議会から答申が出た。教科ごとに各出版社から出た教科書の内容的な特徴、観点別の比較が資料としてまとめられている。市町村の教育委員会が教科書選定する資料として使ってもらうほか、県教育委員会が私立小中学校を指導・助言するのにも利用する。また、県立小学校(特別支援学校小学部)の教科書選びの参考にしてもらうことになる。

【藤本感想】
教科書選定の県は流れも何もなかなかわかりにくい。委員さんもその道のプロではない。知らないのが当然だ。そこで初歩的な質問になるのだが、答弁する職員の方も衆人環視のなか、優等生の答弁をするので、的を射ていない。質問した委員さんも結局わからないまま、諦める構図が見える。隔靴掻痒のやりとりである。傍聴している人々も「こんなことも知らない委員さんなのか?」と感じてしまうのではないか。しかし、教科書選定の複雑な流れは、誰もが知らない世界なのだ。仕方ないのだ。そこで思う。公開の場の正式な委員会で初歩からのやりとりをするのではなく、まずはざっくばらんの協議会(非公開)をして、その後公式の委員会に臨んだらよいのにと。というのも、なんといったって、ここにおられる教育委員さんが私立に助言したり、特別支援学校の小学部の教科書を決めるわけであるからだ。このことは、委員会終了後担当の方に意見を申し上げておいた。中学校の教科書選定は来年だ。又、新しい委員さんもおられるかも知れない。対応が望まれると思う。

【埼玉県公立高校入学選抜について】
こちらについては、入試改善に対する動き、今までの経緯と、それを受けて動いてきた入学者選抜方法改善協議会の昨日のまとめのおおざっぱな報告であった。内容としては、 ◆入試は一回、◆3月に入ってから  ということが、昨日までの入学者選抜方法改善協議会で答申された。文書はまだ手直しの段階だが、6月中旬には教育長に提出、下旬には教育局として正式決定、7月1回目の教育委員会に報告して正式に決定としたい、との報告があった。説明資料として、高校1年生、中学、高校に対して行ったアンケートの中身も報告された。

[主なやりとりから]
斉之平委員
高校生の4人に1人が授業について行けていない、というデータもあるが、この入試方法改善はそれをカバーする趣旨はないのか。
課長
今回、筆記試験を40点満点から100点満点にしたのも、それかと思う。幅広い問題が出せるようになった。
斉之平委員
どんな生徒が欲しいのか、は反映されるのか。
(藤本注:すみません斉之平委員の質問と答弁はうまく聞き取れませんでした。以下、全て不確かです)
課長
学校側も欲しい生徒を公表している。生徒もそれを見ながら参考にしている。
斉之平委員
入試と授業の関連性はわからないか?
前島教育長
入る段階で・・・。全員に学力検査を課したのもそういうことだし。
斉之平委員
アンケートがあるが、前期試験で合格した人と不合格だった人とに分類して結果を見られたらよい。
清水委員
高校生の声を13校からとったとのことだが、どうやって選んだのか。
課長
東西南北、高校の種類などをまんべんなくとりました。
樋爪委員
2回の入試機会を設けたのは、生徒たちにゆとりを持たせるためだったのに、アンケート結果を見ると、そうでもないようだが。
課長
ハイ、そのようでした。
松居委員長
ところで、4人に1人は授業について行けないとのことだが、それはもしかしたら生徒自身がやることやらないでそうなっているのかも知れない。それとも、授業がダメなのか?
課長
高校生の4割が1日に1時間の家庭学習もしていません。高校では学び直しや少人数指導など工夫しています。
前島教育長
基本的には自分でやるものなんです、勉強は。その意欲を出させる工夫をしていくべきです。
原田委員
(子どもが2回でも大変だったといい、一回入試にしても受験する学校は変わらないと答え、学校側は2回で混乱すると答えているんだから)
アンケートを見ると、もう「1回入試」でいいですね。早すぎる決定には生徒指導面の困難さが付いてくる。現場の学校によいようにしてやるように。自分の子どもが大学に受かったとき、大学からプリントが送られてきて、それを解いて送り返すと、丁寧なコメント入りの添削が返ってきた。まだ入試は残っているのに、子どもはこの学校がいい!!と思ったようだ。そういう前向きできめ細かい工夫を公立高校もしたらどうだ? 例えば、早い時期に合格してしまった子に対し、高校で呼び出し、心構えを解いてもらうとか、中高の連携も考えればよいと思う。

【藤本感想】
今日の教育委員会の様子からも、「3月上旬移行のできるだけ遅い時期」という昨日の協議会に出された最初の原案は、限りなく絞られた感じがする。つまり、中学校の意見を配慮せよ、ということだ。卒業式後の発表という遅さは中学校が望むまい。発表してすぐに卒業というのも望まない。とすれば、きっと3月1,2日の入試であろう。変な話、自分は2月26,27日くらいでよいのではと思っている。一回入試にすれば大方の困っていることは解決されるのだ。無理して授業を増やしてもたかが知れている。卒業式直前まで入試が引っ張られれば、その間、生徒は落ち着かなくはならないか。それに、それでも私立合格者は決まっているのである。私立単願が増えるだけかも・・・。中学校生活は義務教育の仕上げである。生徒の進路を決めるところまでが中学校の責任である。進路を決めて、卒業の方が学校らしい。「3年生を送る会」というのも、とても効果のある行事である。大切にしたい。そして、卒業式の準備もしっかりして、卒業に望むのだ。それが学校だ、と自分は思う。

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