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教育情報記事
教育委員会傍聴記 平成18年4月13日 平成22年5月11日


【今回のテーマ】
1.社会教育委員の任免について(非公開)
2.報告事項として
  ・県立高校の取り組んでいる確かな学力の育成について

県立高校の取り組んでいる確かな学力の育成について】
1,現状と課題
義務教育の勉強が身についていない子が多い。また、家庭学習をしている割合も6割である。勉強できる子にとっても、進学時に第一志望に達さない生徒が多い。
(つまり、公立高校が私立に凌駕されつつあるってこと・・・藤本注)

2,「生きる力と絆の埼玉プラン」における位置づけ
新学習指導要領に合わせて、確かな学力をつけるため、学習状況調査もしっかりして少人数指導など活用して指導方法も改善する。
3,具体的には
・各学校として・・・少人数指導、習熟度別指導、2学期制、土曜公開授業、学校設定強化、学外での学習の単位認定、研究機関との連携、生徒による授業評価などをしている。
・県教委としては・・・
a、基礎を身につけさせる学力推進校の指定5校20〜22年度
 大宮武蔵野、新座、鳩山、蓮田松韻、妻沼高校の5校
b、進学指導重点校の指定11校(第一志望に受かるように、各校の連携、指導法改善)
 春日部、不動岡、越谷北、川越、川越女子、浦和、浦和一女、大宮、浦和西、熊谷、熊女
c、学力向上基盤形成事業(22〜23年度)5校
 東大と提携して学力向上推進協議会を設置、指導力、学力の向上を目指す。
5月中旬までに指定高校決定
 ・国としては・・・
a,SSH(スーパーサイエンススクール)の指定5校
 大宮、川越、川越女子、浦和一女、春日部
b、SPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)の指定30校
 例えば国立教育政策研究所と連携して越谷南高校が書道教育で学力把握に関する研究を受けている。
 また、熊谷農業・杉戸農業の2校が文科省、農水省と連携し職業系人材育成について研究している。


【委員会での主なやりとりから】
<斉之平委員>
先日高校を見学した。先生方は土日にも部活、普段は授業と大変そうだった。フィンランドでは先生は授業に専念し、部活は社会教育だった。確かな学力といって向上を目指すなら、絞ってやる必要もあると思うが、どうか?
<課長>
文武両道と生徒にも求めている。要はバランスではないでしょうか。
<副部長>
文武両道を目指し、部活をやるのは日本の教育の良さでもある。高校は週に15時間かそれより上の授業を担当しているが、空き時間に教材研究もしてきた。大丈夫。
<教育委員長>
自分の場合、むしろ部活動で絆をもらってきた部分もある。荒れた学校では荒れを立て直すのに部活を通して実践するところもある。生きる力をつけるのが目標なのだから部活も含まれても良いのではないか。むしろ、98%が高校進学する中、学問に向かない生徒もいると思う。1割の生徒は朝飯も食べてこない。4割は家で勉強しない。そんななかで一律の目標は厳しいのではないか。
<課長>
レベルに合わせた目標である。ただ、初めから無理とはいわずにがんばりたい。
<清水委員>
部活はむしろ必要だ。進学重点高だが、目指せホーキンスとか目指せMITとかの目標をたててはどうか?
<課長>
レベルに合わせて目標を設定していきたい。

(その他様々な話し合いが行われました…)

【藤本感想】
やはり教育委員会の職員の答弁は「教育委員さんの質疑を『否定しない』」ところから始まるから、なんかきいていて核心を突かないというか、違いがわからないというか、そうなようなそうでないような、でも、さわやかにがんばりますっ、みたいな感じになってしまう。だから、それ以上委員も追及しにくい。そして、課題は流れていき、はっきりした共通の結論も出ないままになる。
今朝県庁に来るときも道々考えたが、県職員の出世する人は、明るく、好印象で、さわやかに即時答弁ができている人が多い。のったらのったらした印象ではダメなんだろう。一般企業ではどうなんだろうか? きっとそれは共通しているんでしょうね。自分は全くそうでないので、やはりダメなんである。
さて、公立高校が臆面もなく、大学進学を前面に出してきた。昔、同期の議員の荒川さんとも話したことがあったが、本当はそんな私立高校や予備校みたいな路線に乗らないで、アカデミックで全人的な教育で泰然自若としていて欲しい者なのだが・・・・週刊誌に載る進学状況を見ると私学の躍進に完全に遅れをとってしまっている公立だ。(進学路線で汲汲とするのも)仕方ないのだ、と感じるようになった。

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