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教育情報記事
教育委員会傍聴記 平成18年4月13日 平成20年3月26日

今日のテーマ
職の新設
2
教育主幹の設置
3
教育委員会が事務局を点検・評価
4
新教育基本法に合わせて
5
学校職員の通勤手当改正
6
みどりと川の推進本部について
7
所沢東高校を特別支援学校(30クラス)にすること
8
「3つの達成目標」の効果の検証結果について(報告事項)
9
19年度の県 小・中学校学習状況調査の結果について(報告事項)
10
19年度全国学力、学習状況調査の結果分析について(報告事項)
11
モンスターペアレンツに対する対応事例集を作成したことについて(報告事項)



【1.職の新設】
・県立学校部に「学校・人事評価室長」を新設
・市町村支援部に「全国生涯学習フェスティバル推進室長」を新設する
・高校改革推進室長の職を教育総務部から県立学校部に移す。(可決)
【2.教育主幹の設置】
県立図書館・総合教育センター・歴史と民族の博物館に「教育主幹」の職を置くことができるようにする。(可決)
*教育主幹・・・長を助け部下を指揮する職
【3.教育委員会が事務局を点検・評価】
教育委員会(6人衆)は毎年、教育委員会事務局の仕事の点検、評価を行い、
それを議会に提出、公表しなければならなくなる。(可決)
【4.新教育基本法に合わせて】
新教育基本法の制定により、新たな仕事が増えるが、それらを教育委員会で審議するものと教育長が専決できるものと等に分けるなど規定改正。(可決)
(例)教育委員会で審議…教育振興基本計画、教育委員会の仕事の評価、
   教育長専決…指導が不適切な教員の程度認定
【5.学校職員の通勤手当改正】
学校職員の通勤手当を変える。ガソリン代1kmあたり月500円→590円に改正。(可決)
【6.みどりと川の再生推進本部について】
知事を本部長とする「みどりと川の再生推進本部」ができるが、教育長も参加する。(可決)
【7.所沢東高校を特別支援学校(30クラス)にすること】
所沢東高校を特別支援学校(30クラス)にする。(可決)
平成22年4月から小、中、高等部をおく知的障害児の特別支援学校を開校します。また、それに伴い、県西部の通学区域を変更します。30クラス程度にする予定。理由は障害児に対する教室不足です。たとえば、県西部全体では65クラス分足りない。この4月から初雁高校内に川越養護学校の高階分校(6クラス48人)をふやしたが、やはり足りない。知的障害児は増えており、県西部に限っても知的障害児特別支援学校に通う児童、生徒数も平成9年424人だったのが、平成19年には679人になっている。
そこで委員さんから質疑…

<平井信行委員>
通学時間が長いとの指摘があるが、これで大丈夫なのか。
事務局)
1時間以内を目指しています。が熊谷養護に通う生徒には1時間55分の子もいます。路線変更で少し短縮させました。この場合も富士見市からは時間が長くなります。
<平井委員>
時間短縮をぜひ図られたい。
<犬飼基昭委員>
全国的に教室不足というが、他県との比較は出ているか。
事務局)ありません。大垣の養護学校が300人規模とでかいのは知っていますが。とにかく全国的な傾向です。
<石川正夫委員>
養護学校も地域(市町村)に作らせたらどうか。地域に通えたほうがよいのだし、通学時間も短くなるし、予算も縮減できるかもしれないし。
事務局)
設置は県の義務です。
<石川正夫委員>
でも特別支援学級の設置は市の義務でしょ。県がでかいのをどんどんと作ってやることが、本当によいことなのか・・・。
事務局)
障害の程度によって配分しているので・・・。
<石川正夫委員>
通学時間が長すぎる。市町村で対応させることも必要ではないか。市町村の特別支援学級に在籍する子供はどれだけいるのか。
事務局)
たとえば盲学校に通う生徒は61人です。1県に1つの盲学校で対処しています。
これを各地で作るのは専門性に欠けますし・・・。
特別支援学級の生徒は小学校2,784人、中学校1,389人です。
<石川正夫委員>
足りないからといって件が作るより、市町村で対処させて県で先生を派遣するなどの方法もあるのでは。
<松居 和委員>
校舎のバリアフリーなどもきちんとしなければなりませんね。
<高橋史朗教育委員長>
通学区域の細分化など今後も検討していくように。学校を近くしてやらないといけませんね。今後の検討課題としてください。

【8. 「3つの達成目標」の効果の検証結果について(報告事項)】
平成20年1月15日〜2月8日までに小中学校の小1から中3を対象に実施。
今後分析結果をまとめ、報告書を作り、公表する。
(藤本:6月予定、分析結果は細かすぎるのでココには載せません。)
委員さんの質疑から…
<平井信夫委員>
「規律ある態度」を見ると項目の中の「話を聞き発表する」というのがある。これは今後の日本としても大切だ。どうしようとするのか。
中学になるととたんに達成率が下がっている。公立高校の入試などペーパーテスト重視だけでなく、それに対応させるなどしてやる必要はないか。
事務局)
思春期、反抗期の特徴でもあります。
気持ちを発表できるようにすることを目標に掲げたり、教師がほめることで伸ばしたい。
実践例を示すことで対応するしか…。
<松居 和委員>
小学校から中学にあがると、とたんに上昇したり下降したり有意に変化する項目は、教育の効果として原因を研究するのもよい。小1から小2になるときも有意差が見られる。
事務局)
小1は先生も保護者も手取り足取り、2年生になると保護者もほっとして・・・と分析しました。
<石川正夫委員>
この調査も3年目になった。マンネリにならぬよう、どれかを重点化したり工夫して学校に向かわねばならないと思うが。
<島村和男教育長>
全項目8割以上達成を目標にしています。
事務局)
全項目8割達成は目指しつつ、学校へは重点化して示していきます。
<松居 和委員>
中3で挨拶はできるが返事はできなくなる。これも研究に値する。
<高橋史朗教育委員長>
小3になると多くの項目は達成するのに、授業前に教科書などを机の上に出して待つは、だめなまま。なぜだろう。
事務局)
学校になれて、目いっぱい直前まで遊んでしまう傾向でして。
(一同笑い)

【9.19年度の県小中学校学習状況調査の結果について(報告事項)】
平成20年1月11日、小学校5年生対象に実施した国語、算数、理科、社会の4教科と学習に関する意識調査の速報値を出しました。今後20年度に調査結果の分析委員会を設置して、ペーパーテストと質問紙調査の相関、授業の改善点などを分析、報告書を作って公表します。この4月に中3は2教科で調査もします。(藤本:この辺不確か、すみません。)
委員さんの質疑から…

<犬飼基昭委員>
去年も言ったが、質問形式のアンケートでこの聞き方は意味ないんじゃないか。「学校が好きだ。」に、そう思う、どちらかといえばそう思う、どちらかといえばそう思わない、そう思わない、わからない、で答えろといったって、子供はその日によって、また先生によって、変わるもんだ。何でこういう聞き方するんだ。教育委員が指摘しても何も変えてこないのか?
事務局)
記述式にすると集計できないので・・・。
<犬飼基昭委員>
子供の意識を知りたいんでしょ。それともデータを取りたいだけなの? ちゃんと書いてもらったほうがよいのではないか。そうしてほしい。
事務局)
もう中2、中3の分は作ってしまいました。今後聞き方を工夫していきたいです。
<石川正夫委員>
いや、この聞き方にも意味はあるんですよ。大まかな傾向はこれでわかるんだから。その後に、「なぜですか」と記述部分も入れたらよいのではないか。
<松居 和委員>
この聞き方でも意味はあります。こう聞かれる瞬間に子供は自分はどうなのか、はたと考える、そこに意味があると思うし。
事務局)
石川委員が言われたように設問を変え、子供の答えた裏の心まで知られるように工夫します。
<高橋史朗教育委員長>
分析委員会は教科別に作るんですよね。そこにも外部の有識者を入れ、新たな目で見られるようにしてほしい。

【10.19年度全国学力、学習状況調査の結果分析について(報告事項)
学習状況調査の具体的分析と、そこから把握した本県の課題、そのための改善の手立てをつかって、各学校で改善への参考にしてほしい。すでに配布した「学校用分析支援プログラム」教師用リーフレットとあわせて活用し、どうやって課題改善するかに役立てられる。そして、今後の学校の取り組み方を見直していってほしい。これは平成20年3月中に配布します。
「3つの達成目標」は基礎基本を調べるため小中全学年毎年1月に実施している。(平成17年度より)また、「県の学習状況調査」は平成17年度から1月に、小5、中2で行ってきた。県ではそれぞれの各教科の内容ごとに結果を分析した報告書を学校に配布し、課題把握、指導改善のポイント、指導例の提示をしてきた。また、アンケート形式の答えと学習状況調査の相関を見たりしてきた。
・正答率の高い層ほど「朝ごはんを食べている」「学校に持っていくものを前日か、朝にたしかめている」傾向。「規律ある態度」は学力向上に資するものである。教師の認識でも「子どもは学習規律が身についている」と思う学校ほど、学力も高い傾向。学力結果が高かった県ではテストの結果を分析し、課題改善のための仕組みを構築している傾向が高かった。国の調査のうち国語、算数、数学B(応用)は、他の教科との相関が強い。特に中学の数学では応用力があるものは他の教科もできる傾向である。埼玉県は無答率(答えを書かず白紙である率)が他県に比べ高かった。
委員さんの質疑から…

<?委員>すみません、確認できませんでした…
傾向を言われれば納得はいくが、もっと、どうすべきか、わかるようにならないか。
数学のB問題(応用力)と、他の教科の相関が強いが、応用力については読書との関係は調べてあるか。
事務局)
いいえ。
<高橋史朗教育委員長>
教科間で互いに正に力を及ぼしあうということを追究したいが、そのために外部有識者を登用してほしい。
<松居 和委員>
応用力があるなしは、実は直感による、という面があるのではないか。
<高橋史朗教育委員長>
understandとrealizeの違いだ。どうやったら想像力を養えるかはアメリカでも課題である。
<石川正夫委員>
ところで、子どもたちはいったい、いくつこの種の調査を受けているんだ。
事務局)
県はこれ以上やるつもりはありません。
<高橋史朗教育委員長>
保護者に向けても情報をしっかり出しなさい。

…ここで、藤本は仕事の都合上退席いたしましたので、この後のやり取りは書くことができません。すみませんが以上です。

<藤本感想>
調査をして分析して、課題を見つけ、改善する。これはその通りなんだけど、実際自分はそういうのは苦手だなあ、と思う。県の傾向、学校の傾向が出てもそれは生徒個人には当てはまらない。個人の課題は、大体教師はわかっているような気もするのだが。いや、覚える教科では、子供の記憶力と興味に規定される面が大きいだろうし、数学などはかけ算割り算、分数、小数ができれば、あとは努力によってできるようになる気がする。国語は知的発達状況がものをいう気がする。女の子のほうができるし。作文は天性の部分も無きにしも非ずか? 
いやいや、ずいぶん無責任に言ってしまった。課題発見、改善計画を立てるのは正しい方法であろう。しかし、そんな時間が、研究者でもないのに作れるのかなあ、と思うのみ。相関関係も研究者の研究としては面白いけれど、出てくる結果を見れば、そんなの当たり前じないかという気もしなくはない。国の調査で高学力だったという秋田県は学期末テストや学年末テスト、そして単元テストなどの結果分析を行った学校が多かったのだそうだが、本当にそういうことをしているのかしら。向山洋一ではないけれど、結果分析した後に、教え方を校内教師で共有化(法則化)していくのでない限り、取り組みが学力に(次に)つながり、それが学校の学力に現れることは難しいのではないか。
以上、自分が苦手なので、想像ができず、そう思ってしまうのでした。
なお、県が無答率が高いのはもしかしたら早くから塾へ行っている子供が多いからかも、と思います。塾ではできるところから手をつけろ、(できそうもない問題は捨てろ)を徹底して教えるので。


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