九州に視察(1/12〜14)
九州に視察に行った。特別委員会の視察。
一日目は宮崎、県の農業研究所で農薬を2時間で検査できる仕組みを開発した県職員の話を聞いた。
農薬をチェックし、安全性を保証する事で消費者に安心して購入してもらい、あわせて宮崎県産の
野菜を差異化しようという取り組みである。
大消費地に遠いというハンディを負った宮崎県の、県も農家も一体になって取り組む姿を、若き職員
にみた。
2日目は同じく宮崎の県や市町村の一部事務組合からなる廃棄物処理施設をたずねた。
現在建築中。
炉はストーカー炉。1炉200トンの炉が3つ。産廃も受け入れる。
発電、温水機能を有し。ゆくゆくは温水プールなども考えたいという。
九州は全県いっせいに産廃税を導入するとか。
焼却時または埋め立て受け入れ時に1トン300円に1000円の産廃税を上乗せするとか。
しかし、宮崎は他県からの流入はほとんどないとのことだった。
次に、鹿児島へ向かった。
鹿児島では議会棟にまずは伺ったが、目の前に櫻島、眼下に錦江湾が、大きなガラス窓いっぱいに眺
められ、まるで桜島と対峙しているような気分になった。
こんな景色を毎日眺めていては、議員各氏も男鹿児島の意気あがり、みんな西郷どんになってしまっ
て、さぞや職員も大変だろうと苦笑してしまった。
その後、平成5年夏に鹿児島を襲った大雨、氾濫、土砂崩れの復興対策について伺った。
シラス台地の土質では土所崩れも容易に起こり、川は江戸期から残る貴重なめがね橋の石橋に流木が
つかえてそこから氾濫し甚大な被害を与えた。橋は移設し、堤を2段にし対策を講じている。
3日目の午前は鹿児島牛のトレーサビリティーとJASに則った食品安全のための努力をJA鹿児島に伺っ
た。狂牛病で牛は大打撃をこうむった。そこですぐさま、JA鹿児島では牛の生産履歴を消費者に公開
し安心してもらえるよう、国に先んじてシステムを構築した。その後、このシステムは法制化され、
今は全国で行われている。
また、JA鹿児島では、さらに第三者にチェックしてもらい、それによって、トレーサビリティーの確
かさを保証するシステムにも挑戦中だ。しかし、此方のほうは認証を受けるのに2〜30万円かかり
食べている飼料から注射したビタミン剤まで公開するので、反って消費者を神経質にさせることにも
つながっており、なかなか参加者は増えないとのことだった。自分もこれは屋上屋を重ねるものなの
かもしれないと思った。
なお、この視察の途中で二つが又うれしい出来事があった。
一つは、昼ご飯の短い時間だったがニューヨーク日本学校の同僚の先生に久々にお会いできたこと。
もう一つは、帰りの飛行機で小中高校時代の友人が機長をしている飛行機に乗れたことだった。
「機長は矢野でございます。」ただそれだけのスチュワーデスのアナウンスだったが、矢野くんとい
う友人がパイロットをしているということが瞬時に思い出されて、飛行機会社も何も知らなかったの
だが、なぜか確かな気がしてスチュワーデスに、機長の名前も聞いてみた。そこで名刺に伝言を書い
てスチュワーデスに頼んで確かめてもらった。
羽田に着くと、伸びてきた廊下から飛行機の操縦室の窓が見えたので、手を振った。やはり矢野くん
だった。向こうからも僕が見えて、声は聞こえなかったけどお互いに懐かしい一瞬を手を振り合って
感じた。
今年は早々にいいことがある。
「藤本さん、きっといい一年になりそうだね。」
同僚議員からもそういわれた。
うん。僕もなぜかそういう気がした。
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