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ガッツが行くNo.62
藤本正人活動日記平成16年12月13日


  さくらの郷から越生ふれあい里山の現地調査 
議会の調査日だったので、施策変更のため提案された議案、「さくらの郷」から「越生ふれあいの里山」への現地調査に
行ってきた。以下、詳しくなりますが、覚え書きのようにしておきます。

○ 「さくらの郷」整備計画を改め、「越生ふれあいの里山」計画にすること
平成6年、越生の里の比較的山桜がおおい県有林と越生町有林(計110ha)を、いろいろな種類の桜を研究かつ植林し
桜文化を通じた国際交流施設、迎賓館、能楽堂、県民が楽しめる茶室、学べる博物館などを設け、吉野のような観光地にし
よう、と考えられた「さくらの郷」計画であった。しかし、一方では行財政改革の必要もあり、事業は実施に移されずその
ままになっていた。
 平成15年、見直しが行われ新たな計画が出された。それが、「越生ふれあいの里山」計画である。
「越生ふれあいの里」計画は、「森林と人との共生のモデル林」として位置づけ針葉樹林をNPOやボランティアなどの活
用も交えながら50%くらいにし、広葉樹を増やし、保護措置などしていく案である。施設整備も遊歩道、休憩所、案内板
など最小限のものとする。壮大かつ遠大な構想から、一気に現実的な構想に着地した、というところか。
この案が12月議会に提案された。視察して、実態がよくつかめた。

<以下、伺ったことの覚え書き>
林業の現状
・山をもっている人も相続などで分割され、面積が小さくなっている。既に近くに住んでいない持ち主は14%にも達して
いる。
・20〜50ha位もっている山主の1年間の所得は平均180万円、しかし、経費が120万円くらいかかる。結局1年
に60万円の純益である。木を切っても植えるためのお金を出すに惜しいので切らないの循環。
・杉は1立方メートルで14000円で山主は売れる。その後、山から搬出するのに12000円くらいかかる。
市場で2000円手数料。その後製材され、材木屋で売られるときは4〜5万円になる。これでは、外国からの輸入材と値
段が変わらないので、安定して仕入れられる輸入材に負けてしまう。そこでコスト削減するために、人件費をカットする。
そのため山から搬出するのに良い機械を導入しオペレーターを訓練し少ない人数で搬出までをするようにする、という。
海外からの輸入がある限り、林業も(農業以上に)産業として成り立たない現状であり、それに対抗するためには結局「人」
をカットする、という構図は同じであった。
人のための産業でありながら人が関わるとやっていけない「人間疎外」の構図は先進国の宿命なのか?何とかならないものか
と思った。


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